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@ 三方向からの開放トラバース測量の計算をする。その際、基準になる路線をあらかじめ決 めておき(D4の路線)、交点の1つ前の測点(D4-3)を他の2つの路線は交点に到達後、交点 からその測点(D4-3)まで視準するものとする。(パソコンによる計算) A 交点から基準になるトラバース路線の交点より1つ前の測点への三方向角に配布点数の 逆数による重量平均計算を実施し平均値を決定する。整正方向角の決定(手計算) B Aによる方向角になるように、の開放トラバースの観測角をコンパス法則の要領で修正 し、再度計算する。(パソコンによる計算) C Bにより算出された、三方向からの開放トラバースがあらわすそれぞれの交点の座標を 使って今度は各路線の距離の逆数の重量平均計算を行い平均値を決定する。(手計算) D Cにより決定された交点の座標を使用して疑似トラバースの要領で各点の計算を行う。 (パソコンによる計算) 以上の要領でY型の水平網計算を簡単に計算する事ができます。 自分の資料として使用する分には差し支えない程度の精度だと思います。 業者の簡易平均網計算の結果との相違は計算途中の端数処理によるものだと思われます が、測量の成果を納品する必要のある方はその予算もあるでしょうから厳密平均網計算のソ フトをお進めしますが、我々の通常業務では殆ど影響を与える誤差ではありませんので、1度 使用されてみてはどうでしょうか。 ![]() ![]() ![]() @により、3方向からの開放トラバースが計算された。 この計算ではD4の路線を基準にしているので、交点からD4-3への方向角をまず、確定するこ とになる。 交点からD4-3への方向角もそれぞれ計算されたので下記に記載する。 配布点数についてはD4-3までの点数を配布点数として計算する。 ただし、D4の路線についてはD4-3から交点までは計測しているが、交点からD4-3は計測せ ずに0度として便宜上処理するので、交点までの測点数を配布点数として計算する。 D4の路線の重量をP1、D3の路線の重量をP2、K5の路線の重量をP3とすると重量について は配布点数に反比例するので次式による P1 : P2 : P3 = 1/4 : 1/7 : 1/8 = 7×8 : 4×8 : 4×7 = 14 : 8 : 7 路線名 配布点数 重量P 交点からD4-3への方向角 D4 4 14 104°50′54″ D3 7 8 104°48′23″ K5 8 7 104°49′55″ 簡単にするために104°48′00″を各路線の方向角から差し引く D4の路線 (104°50′54″)−(104°48′00″)= 0°02′54″= 174″ D3の路線 (104°48′23″)−(104°48′00″) =0°00′23″= 23″ K5の路線 (104°49′55″)−(104°48′00″)= 0°01′55″= 115″ 重量計算により (P1L1+P2L2+P3L3)/(P1+P2+P3) =(14×174+8×23+7×115)/(14+8+7) =3425/29 =118.10″= 0°01′58″ したがつて整正方向角は、(104°48′00″)+(0°1′58″) = 104°49′58″となる。 今度は、この平均された方向角104°49′58″と各路線の方向角との差は D4の路線 (104°49′58″) − (104°50′54″) = −0°00′56″= −56″ D3の路線 (104°49′58″) − (104°48′23″) = 0° 1′35″ = 95″ K5の路線 (104°49′58″) − (104°49′55″) = 0°00′03″ = 3″ である。これらの角度の差をそれぞれの開放トラバースの観測角で調整するためには ![]() この調整した観測角と距離で再度開放トラバースを計算する。 ![]() C交点座標値の決定について 調整観測角による開放トラバースを計算した結果それぞれの交点座標を示す値は、 X Y D4路線 42005.319 -92809.922 D3路線 42005.611 -92810.133 K5路線 42005.274 -92809.916 であった。 ここで各路線の交点までの距離は、 距 離 重 量 D4路線 885.322 P1 D3路線 1223.109 P2 K5路線 1553.945 P3 であり、その重量は距離の逆数である。 kmを整数として小数点以下第2位まで計算する。 3位については四捨五入でよいと思う。 P1 : P2 : P3 = 1/0.89 : 1/1.22 : 1/1.55 = 1.22×1.55 : 0.89×1.55 : 0.89×1.22 = 1.891 : 1.3795 : 1.0858 ここでXについて X = 42005+{(0.319×1.891)+(0.611×1.3795)+(0.274×1.0858)}/ (1.891+1.3795 +1.0858) = 42005+0.400250832 = 42005.400250832 しがってXの確定値は42005.400となる。 今度は交点のY座標の確定値を求める。 計算を簡単にするため端数のみで計算を行う。 D4路線 -(92809.922−92809.000)= -0.922 D3路線 -(92810.133−92809.000)= -1.133 K5路線 -(92809.916−92809.000)= -0.916 Y=−〔92809+{(0.922×1.891)+(1.133×1.3795)+(0.944×1.0858)}/(1.891+1.3795 +1.0858)〕 = −{92809 + 4.3563/4.3563} = − 92809.9873214 故にY座標は −92809.987 となる。 しがつて 交点の確定値は、 X = 42005.400 Y =−92809.987 と決定した。 交点座標が確定したので、今度は各点の座標値を決定すればよい訳である。 さて、すでに各点の観測角については調整して観測誤差は解消されている。 したがって各点の座標値の決定は距離に比例して決定することになる。 今度はちょっと計算が面倒だ。 しかし、ここで『観測角の誤差を0度として距離に比例させて座標を計算する』どこかでこの計 算をしたことがあるはずです。 疑似トラバース測量の計算そのものである、ここで疑似結合トラバース計算をすることとな る、交点を到着点とし前視点をいずれかの与点にすれば良い(今回はれんげを前視点とする) 交点かられんげへの方向角をST計算により求めると359°23′38″が計算で求められるの で、前視点への方向角にこの角度もしくは180°減じた角度を入力、観測角は0度として一度ト ラバース計算を行えば角度の閉合差が表示される。そこで角度差を交点から前視点への観測 角として再入力しトラバース計算をすれば各点の座標値が決定する。 ![]() ![]() ![]()
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