|
下図の申請地をはかって道に直角に200uぱの土地を分筆してくれ。 こういう依頼は我々の日常業務の中で結構多いと思います。 この場合、申請地を1度測られて、器械点A点や準拠点B点、C点等に鋲を設置しておいて、 後日面積計算の後、分筆の地点にA点B点C点を利用して境界標識や杭の逆打ちをする手順 だとおもいます。 その際に、杭打ちの計算はパソコンで逆トラパース計算(ST計算)により、トランシットを器械 点A点に据えつけ、準拠点B点を後視にし分筆地点Dl、D2、D3点を角度と距離により逆打ちす るわけである。 このとき、Dl、D2、D3点の位置によればC点にトランシットを据えつけてB点を後視にしてDl、 D2、D3点を逆打ちすることもある訳です。 当然、B点、C点とも器械点A点から放射測量により計測をしたのみであり、既に計算したA、 B、C、Dl、D2、D3の座標値によりST計算をしてその内角と2点間の距離を計算して使用してい る訳である。 このことは、皆さん、さほど抵抗なく処理しておられるのではないでしょうか。 ![]() 国土調査の図根多角点AA21−10、AA21−11、AB32−5、が現地をさがしたところ現地に残 っていた。 しかし、AA21−10、AA21−11は見通しができるがAA21−10とAA21−11の双方ともAB32−5 とは見通しができない。 ただし、AAとABは路線が相違するのでAA22−11とAB21−11との距離はかなりの誤差があ る。 この場合のT.1の座標値を求める方法として ![]() 方法@ AA21−10、AA21−11、AB12−5とT.1との距離はそれぞれ計測してあるので距離により 図根多角点からの2円の交点計算をして、その平均値をT.1の公共座標値とする。 方法A T.1より計測した3点の任意の座標値と図根多角点3点が同一であるとして、ヘルマート変 換(または、2点間変換)を行いT.1の公共座標値を計算する。 方法B AA22−10とAA21−11を使用して開放トラパース計算でT.1の公共座標値を計算する。 方法C AA22−10とAA21−11を使用してT.1を含んでの閉合トラパース測量を行いT.1の公共 座標値を得る。 大体この4種類の方法で計算されているのでしょうか。 でも(少しずつ無理のある方法ですね。 図根多角点3点とT.1を使用した結合トラパース測量ができれば、精度がわかるし一番良い 方法ということはすぐ思い付くのですが見通しが出来ず仕方なく前記の4種類の方法を考えた と思います。 しかし、座標値が分かっていれは先程説明したST計算の方法によってその内角は計算でき るわけです。 したがって、前述の条件下の放射測量によって計算された座標値を使って AA21−11とT.1、T.1 と AB32−5、そして、AB32−5 と AA22−11との内角(観測角)と 距離が計算できますので改めて、その角度と距離を使用してAA21−10を後視してAA21−11 出発点としT.1経由AB32−5経由AA21−11取り付け点となる結合トラパース測量が完成する ことになります。 これは、実際に結合トラパース測量したものよりも多少観測値に誤差が生じますが、キチンと 点を押さえた測量をしていればそれなりの信頼性の高い数値が得られるはずです。 実際、その精度については皆さん逆打ちの測量でよく御存知の事と思います。 ![]() 点成果薄からそれぞれの座標値を調査すると以下のとおりでした、 ![]() 以上でT.1の公共座標を知ることが出来ました。 ところで、角度については公差を超えており、本来なら使用しない方が良いのかもしれません が、これも1つの方法として使用できると思います。
|