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図根多角点からのトラバース測量を実施されている場合ですが、おそらく、ほとんどの方は 各種の補正計算をされてはいないと思います。 距離の長い開放トラバース測量の場合は必要だとは思います。 最近実施された精度の高い国土調査であれば別ですが、それ以外の国土調査実施地域で あればあまり必要ないと思います。 また、最近実施された国土調査であれば近隣に図根多角点は残っていますので、補正を考 えるほどの距離では無いと思います。 さて、それでは、三角点からのトラバース測量であればどうすれば良いのでしょうか。 まず、古い国土調査実施地区であれば、国土調査自体、精度が悪く(1路線1キロ程度であ れば距離誤差約10から30センチ程度)、各種の補正(補正計算をしても全体で2・3センチ程 度)をしても、その精度の悪さ故にほとんど、結果に影響を与えません。 したがって、長距離を一気に測る場合、または高低差の激しい場合のみ補正を行えば良い と思います。 しかし、国土調査の精度の良い最近のものや、国土調査を実施していない地域の基準三角 点からのトラバース測量については、きっちり、各種の補正がなされているはずですので、当 然必要になります。 今回の説明については各種補正については後で一括して説明することとします。 測量の機材についてはどれほどのものがあれば良いでしょうか。 当然、通常一筆地測量で使用している光波測距儀、ピン・ポール用プリズム、ピン・ポール用 三脚、ピン・ポールは必要です。 勿論、これだけでも充分なのですが、あると便利なものは、大型のプリズム、DMポール、トラ ンシーバー、もし、余裕があれば大形三脚付きのプリズム・セットとなりますが、光波測距儀以 外は2セットほしいものです。 後は、測量の観測方法ですが、せっかく三角点からのトラバース測量を行うのですから少なく とも1対回以上の観測はしたいものです。 たとえ、2対回をしても1観測地点について5分ほど多くなるだけです、じっくり観測して結果に 自信を持ちましょう。 また、人的には、助手が1名以上は必ず必要です。
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