頭脳労働者


                                    山口会  渋瀬 清治

 パソコン通信の世界では、まだ男が男だけの世界と信じ込んで文章をやり取りしているよう
だ。

 それが証拠に、エレクトーンの角度や回数が時々話題になっても、顰蹙を買っている風には
ないし、うらやましいという発言さえある。

 調査士の中にもパソコンは測量ソフトの為にだけあり、インターネットはロリコン通信と理解し
ている輩もいる。


 そんな調査士が、間違って仕事に打ち込んだりすると、3Kそのままの肉体労働だけの日の
翌朝は元気なのだが、悲しいかな、法律家もどきの日々とその存在は家族はもとより、本人に
も知られる事はない。


 なんだか訳のわからない会話を苦心(駆使)して、ひょっとしたら下手な弁護士が日常接する
よりも多くの人と、日常的に「交渉事」(弁護士法72条違反の事であって、けっしてコソコソとす
る夜の値段交渉のことではありません。)をしている調査士業は頭脳労働者なのである。本当
ですよ、・・・かな。


 まだ、地主は可愛い方だ。


 現地も測量も国土調査法もその土地の歴史的背景も一切知ることがない法務局の机上の
理論家が、ストレス胃潰瘍の原因だ。得意の「交渉事」さえも発揮出来ず、『泣く子と地頭には
勝てぬ』。毎晩飲みたくなる原因だ。

 疲れて、立ち上がれるはずが無い。


 いつも、明日の段取りを考えていて、血液が頭の方ばっかりに流れ込んで頭にエネルギーが
集中して発熱し、頭髪が燃え尽きてしまった人が多いのも頷けるところ。

 血液は重力に反発して頂上に集まってくるのだから、お尻の廻りに来るはずも無く、その為
に費やされた我が友である大痔主のエネルギーは E=1/2痔いっちっちである。


 コンピューターと格闘していると言えば格好良いが、Windowsどこ吹く風で、今日も10年後ま
で誰からも指摘されず、本人さえ気付かない計算間違いをせっせとしているコンピューター操
作担当者、つまり計算のプロなのである・・・?。

 しかも、ブラウン管からの電磁波のせいで、生殖機能障害も出てくるのだ。(最近の私の・・・
も、それに違いない・・・。)


 しかし、事務所の所長として数人の人間を雇ったら、夜は接待のために飲みに行くことが仕
事であると心得ている調査士には、「仰角か天頂角か、はたまた俯角か。」このテーマも必要
欠くべからざることになる。

 仰角と天頂角の区別を教える暇のない脳天気な人にのみ、このテーマは暇つぶしの狭い業
界ネタとしての価値と効果があるのである。


 なんだか、良く分からなくなってきた。

 下を見ずに、天を仰ぎ見て、大きく息をする。



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