高岡町基準点設置作業 2

             (TSによる与点チェック)



平成20年8月22日(金)、調査士会館集合

   本日はTSでの観測である。

   与点の点検と参加者の研修でもある。

   以前、昭和62年に実施された鷹子14条地図地区の図根多角点を平成14年に検証した時

  迷惑おっさんは外周が一番大事だと言っていた。


   本日は高岡地区の南側の外周に設けられている街区基準点の測量で、観測点数は18点

  から20点の予定である。


街区多角点節点・街区補助点

   高岡町の南側を走るバス路線に沿って、基準点を観測していく。

   このバス路線は交通量も多い道路であるが、狭い場所は道幅が3m50程度しかない。

   バス等の大型車が通る際には、対向車は幅の広い場所で停車して待っている。

   その道路に街区多角点、節点、補助点が点在している。


   街区多角点の材質は街区三角点と同様に真鍮製、形はきのこ型で頭の部分が平たく

  なっており、一回り小さい直径5センチである。


   街区多角点節点は直径5pのアルミ製の座、街区補助点は4pのアルミ製の座で国土

  交通省、都市再生街区基本調査と刻印してある。


              

                街区多角点補助点


   時折、アスファルト舗装に打ち込まれているものもあるが、多くはコンクリート構造物に

  しっかりと設置されている。


   今回観測しようとしているバス路線の範囲では、設置してある15点の街区多角点・節点・

  補助点だけを使用してバス路線全体を連続して視通する事は出来ない。


   そのため、視通の出来ない場所には任意の観測点を新設し、新設観測点からお互いの

  視通が出来ない基準点を観測することにより、基準点間の距離・高さ更には観測夾角を

  計算して、その成果値との比較で与点の精度確認をするものである。

   当然、基準点間で視通の出来る場合は観測数値と直接比較することになる。


観 測

   観測にあたっては、実際の図根多角点観測と同様に4級基準点測量の要領で水平角は

  2対回観測、鉛直角観測は1対回、距離の観測は斜距離1セット、2回の観測である。

   研修の為、各自持参のTSを使用しての観測で、手簿は手書きで行われた。

   本日は調査士会会長O田さんも補助者のK谷さんと2人の参加である。


   過去の基準点測量の研修で基準点測量の権威であるS方先生から「良い観測屋になれる」と

  言われ観測には自信を持っているようである。


   「ただし、実際はほめ言葉ではなく、観測だけは出来るという意味らしいんですけれどね。」

   自分自身の欠点もしっかりと理解している。


   4月から実施されている街区基準点測量についても測量屋さんに相談しながら堅実に実施さ

  れているようである。


   各自持参したTSを使用しての観測であり、2人一組となった4組が一斉に観測を開始した。

   実際の図根多角点測量と同様に器械高については任意の高さとし、目標高も任意高で

  出来るだけ低く設置することになる。


   同時に観測をするため、自分のTSを据え付けた観測点には、相手方の観測の為に

  ミニプリズムがいつものように設置される。


   観測が終了すると、4つ前の観測点に向かい移動していく。

   どんどん観測は進み、13時頃にはすべての観測が終了した。


内 業

   観測終了後、調査士会館に集合。

   観測結果を整理。

   バス路線全体を4つの路線に区切り、路線別に各自が計算を受け持ち関数電卓をひたすら

  叩いていく。

   街区基準点測量の為の研修に何回も参加した者ばかりであり、手計算にも皆抵抗は無い。


   平均ジオイド高、縮尺係数、与点の座標と標高を確認しながら計算は進み、高度角補正計算

  概算標高の計算、球面距離、平面距離、近似座標計算をすべて計算していく。

   午後4時ごろには、バス路線すべての計算が終了し、良好な結果が得られた。


   与点の点検作業計画図


   与点の点検作業結果
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