図根点の探索(その2)


 図根点のあまりの亡失のひどさにもう図根点探しを諦めてしまった方も少なくないと思いま
す。
 しかし、それは本当に図根点が亡失してしまっているのでしょうか。
 
 三角点を使用した各種のトラバース測量によってつくった自己のトラバー点から図根点の座
標を逆打ちしてやり、再度直径30センチの円の中を探してみて下さい。

 なにやら、ちょっと違うものが知らん顔して頭をだしている場合もあり、穴掘りをやるにして
も、ここだけで良いと思えば諦めもつきやすいものです。

 このような逆打ちをする場合の図根点の座標は国土調査実施機関であらかじめ閲覧されれ
ば一番正確ですが、この場合は読み取りの座標でも充分だと思います。

 もし、図根点があれば、今度はその正確な座標を国土調査実施機関に閲覧をする、といった
逆の手順でも良いと思います。

 当然逆打ちの際には、自己のトラバー点からその図根点の実測は行う必要があります。

 今度は図根点が探し出せたら、自己のトラバー測量の結果を使用するか、見つかった図根
点を使用して再度復元測量を行うか迷うところです。

 見通せる図根点が2つ見つかったら、そしてそれが同一路線であるならば、更にこの図根点
からその一筆地を測ったものであれば、当然その図根点からの復元測量を実施するべきだと
思う。

 しかし、それ以外であればこの図根点は自己のトラバー測量のチェツクとして使用するのみ
で良いのではないだろうか、依頼地の近隣でこのチェックを行えば間違いないが、この方法を
行う地域はそうそう条件良く図根点が残ってはいない。自己のトラバー測量を行ったいずれか
の場所でこのチェックを行えばトラバー測量の精度がはっきりと解り、自己の診断材料になる
と思う。

 また、欲を言えば、トラバー測量の中間で行いたいものです。

 この図根点の実測を行った際に公差を越える位置誤差があった場合は(大体30センチまで
が目安だろう)、もう1個図根点の逆打ちを行い、再度公差の範囲を越えたなら、当然、自己の
トラバー測量結果を直ちには使用せず、とりあえず図根点からの復元測量を実施したいもの
である。



第 6 章
     
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